ボイラーのメカニズム

食品工場で使用される熱源・蒸気を送っています。
ボイラー、環境への取り組みを説明します。

ボイラーとは

身近なもので考えてみましょう。お湯を沸かすときに使う「やかん」を想像してくだ さい。 水を入れたやかんに火をかけます。水が沸騰してお湯となり、その一部が蒸発して蒸気が発生します。 そのお湯や蒸気を有効に利用する装置がボイラーなのです。 やかんには圧力がかかりません。正確には、大気圧(1気圧=0.1MPa)において水が沸騰し、蒸発する温度を100℃と定義しています。 さらに圧力を加えた状態にする、たとえば圧力なべを考えると、内部は大気圧より高くし、水が沸騰する温度を大気圧より高くしています。そうすることで調理する時間が短くなるのです。 圧力が上がると温度も上がります。温度はエネルギーですので、温度が高くなると熱運動が激しくなり、水(蒸気)の持っているエネルギーも圧力も高くなるのです。 その高いエネルギーを利用することで効率のよい熱源となるのです。